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本日お邪魔したのは豊中に拠点を置く大阪テック株式会社様を訪問させていただきました。大きな工場の中に入っていくと、左右に整然と大型機械が並び工員さん達が何やら難しそうな表情で機械と格闘?しています。そんな間を通り抜け二階へ…。通された応接室で早速観察です。壁に目をやると「おっ、特許証!!」。6年ほど前に経営革新の承認を受けられた時のお話も聞けるかしら。。。 |
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所長:ではまず始めに事業所の紹介をお願いします。
社長:工作機械向けの軸部の移動伸縮スティールカバーを作っています。平均年齢30歳の若い会社ですが、ものづくりに懸ける意欲も旺盛です。多くの製造業者が海外へ出ていっていますが、うちは海外では作れない超高精度な日本でしか作れない製品を作っていくことが今後の生き残り策だと考えています。
所長:創業のきっかけは何でしょうか。
社長:自分自身で物を作りたいと。「ものづくり」に興味がありました。
所長:「ものづくり」をされる中で、どのようなところが楽しいと感じますか。
社長:図面とおりに「もの」が出来上がっていくのが楽しいかな。考えたものが形になっていく過程が楽しい。
記者:素人質問で申し訳ありませんが、テックさんのジャバラってどんな物に使われるんですか。
社長:工作機械には鉄を作業台へ運ぶのに必ずレールがついてるんですが、このレールが傷つかないようにスティールカバーで覆って保護しています。レールが傷つくと機械の精度が下がりますので。一般的に皆さんが目にすると言えば、電車の連結部分のジャバラとか飛行場に行ったら飛行機にタラップが近付いてジャバラがスッーと出てくるでしょう、それとか散髪屋さんのイスの下が伸びたりするでしょう。
一同:なるほど~。ほっーー。
社長:結構ジャバラっていっぱいあるんですよ。
所長:輸出との割合はどうですか。
社長:今でしたら7:3で輸出の方が多いですね。
所長:今まで事業をされてきた中で一番嬉しかったのは何ですか。
社長:4回の移転を繰り返して自社工場の拡充をしたことです。製造業はどうしても先に設備投資、機械の購入に追われてしまいます。うちもなかなか自社工場まで手が廻らなかったんですが、ようやく工場まで手が廻せるようになってきました。
所長:やっぱり大きな機械を入れようと思ったら、どうしても大きな工場も必要になってきますからね。
今まで事業をされてきた中で一番辛かったことはありますか。
社長:う~ん。あんまり悲観的になる方ではないので(笑)、みんなが「これ悔しい!」と思うようなことでも自分は「そうか?」とやり過ごしてしまう方なんで。
所長:前向き思考なんですね。辛いことは多々あったかもしれないけど些細なことは気にしない、社長はそういう人ですね。
社長:辛かったというより大変だったのは、この業界は景気の浮き沈みが激しいことです。先がなかなか読みにくい。そんな中で大きな金額の投資をしなければ成長していけません。
所長:それでもテックさんは、適時に設備投資をされ拡大し続けてきていると思いますよ。「先見の明」をお持ちです。では、御社の「強み」を聞かせてください。
社長:「若さ」ですね。そして若さがあるからこそですが「機動力」があります。固定観念に縛られない年代だからこそ「創造性」もあります。ものづくりには必要不可欠です。
そして「設計⇒製造⇒搬入」まで一貫して出来るようになったことも当社の「強み」だと自負しています。
所長:中小企業というのは「社長=会社」だとよく言われます。そう言った意味でも「社長の個性」が大阪テックさんの「強み」でもあるのでは、と私は感じています。社長はいつもどんどん新しいことにチャレンジされていく「原動力」をお持ちなので従業員さん達も常に前向きでいられるのではないでしょうか。
社長:でも私ひとりでやってきたわけではなく、創業当時からのメンバーに支えられ皆が一丸となって頑張ってきました。
所長:では、御社が一番大切にされていることは何でしょうか。
社長:「スタッフ」です。これにつきます。会社というのは、その人の生涯に深く関わる存在です。
その人だけでなく、その人の家族もそうです。やっぱりうちに来てくれたのだから幸せに過ごして欲しいと願います。30年選手も3~4人いますからね。
所長:数年前に「経営革新の承認」を取られましたね。最終面談の時、社長がとても良いことをおっしゃってました。「経営革新が取れなかったにしても、会議を重ねて申請にこぎつけたことに意義がある。」と。素晴らしい社長だなと感心いたしました。
社長:そんなこと言ってましたか(笑)。ISOにしても経営革新にしても、資格を取ること自体が大切なのではなく社内できちんと実行できているかどうかが大切なんです。ISOも経営革新の承認もどちらも取得しようとしたらそれなりに費用はかかりますから、費用をかけたのなら結果=内容が実行されているかどうかを実感できないといけないですね。
所長:これからの社長の夢をお聞かせください。
社長:新商品の開発にはチャレンジしていきたい。そして工場をどこか一カ所に集約したいです。(現在は工場が3つ稼働している)。後は、ゆくゆくは息子に無事、事業承継をしたいです。
記者:ちなみにプライベートの部分での夢は何でしょうか。
社長:「平凡に過ごすこと」。平凡が一番いいです。
インタビューの時、ちょうど応接室に経理をご担当されている娘さんがいらっしゃいました。社長の辛かったエピソードの話を聞いている時に |
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Tちゃん(娘さん):きーちゃんが死んだ時
所長:きーちゃん?鳥?犬ですか?
Tちゃん:犬です。ものすごく可愛がってたんで。社長、お客さんが来た時に言ってたでしょ。『あれは、きつかったわー(辛かった)』って
社長:それはちょっとマズイよ。これインタビューで先生の所のホームページに載るんやで。
所長:辛かったですか?
社長:うん。辛かった…。
屈強そうに見える社長なのに!心は少年のよう!? 「こんにちは。お邪魔します。」でも少年のようだからこそ、業界の常識に捕らわれず様々なことにチャレンジしてこられたんでしょうね。「社長の原動力」を垣間見ることができました。 Tちゃん、隠れネタありがとうございました<(_ _)> |
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【 概要 】 | |
株式会社 | 大阪テック |
代表者 | 納 幸三 |
設立 | 昭和59年10月 |
所在地 | 大阪府豊中市原田南2丁目7-2 |
TEL | 06-6864-2980 |
従業員数 | 70名 |
「こんにちは。お邪魔します。」 静まり返った建物の中から「こんにちは!」と元気よく出て来て下さったのは、クレィン介護センターの川墨社長。いつもバイタリティー溢れる女社長です。 そうか、今日はデイサービスはお休みなんですね。 いつもは利用者さんやスタッフさんの笑い声で賑やかな感じですが、今日はインタビューということでデイサービスがお休みの金曜日にお邪魔いたしました。 あっ、社長、今日はお化粧バッチリじゃないですか。いつも巡回監査に来る私は見抜いてしまいました(笑)。 |
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社長:「社長のきもち」を拝見させていただきましたが、功績のある会社の社長さんばかりで…。私なんかが載ったら「あのクレィンの社長はあんなエエもんちゃうで。」と書き込みあったらど~しましょう。
(こんな風にいつもちゃめっけタップリの社長です。)
渋谷:いやいや、そんなことはありませんよ。色々とお話聞かせてくださいね。
ではまず、御社の「独自のサービス」があれば教えてもらえますか?
社長:介護保険でカバー出来ない部分を自費負担でのサービスとして提供させていただいています。
例えば、通院に付き添うヘルパーは病院などの施設へ入ったら、その施設の方にお任せしないといけない。
でも実際は診察券は出せない、先生の言われていることが理解出来ていないなどの日中独居のお年寄りの方のサポートをしています。
病院の先生のおっしゃったことをご家族の方もきちんと聞いておいて欲しいという要望がありましたので。
また、デイサービスに関しては、民家を改造した建物を利用することによって、家庭的な雰囲気を特長としています。
家庭菜園なんかもしてるんですよ。夏はゴーヤが勢いよく育ちます。利用者さんと一緒に収穫して食べるんですよ。
渋谷:へぇ~。どこでやってるんですか?
社長:ここの中庭でやってます。
(中庭に行ってみると、ゴーヤやハーブが元気よく育っていますね。ウチのゴーヤは…、キノコが生えてきたんです(泣)。)
社長:水やりを楽しみに通所されている方も多いんですよ。
渋谷:そうですね、土いじりはしたいけれど、自分一人では出来ない。家族もそこまで手が回らないという方は多いでしょうから。
渋谷:では「心に残るエピソード」はありますか?
社長:ヘルパーをして2年目のことなんですが、乳がんの女性の訪問介護をしていた時のことです。その女性は病状も良くなかったので通常でしたら入院だったのですが、ご家族の方の「家で看取ってあげたい。」という要望があり、私が介護させて頂いていました。
まだ私も2年目でしょう。拙い私の介護にいつも「ありがとう」と感謝してくださり、私も精一杯のお手伝いをさせていただいていました。桜が咲く頃、「桜が見たい。」ということでお花見に行くことになったんですが、娘さんが「川墨さん、出掛けている間にお部屋のお掃除をお願いできますか?」と。お葬式の準備だったんですね。
社長:そうですね。実は私も最初は病院でケアマネージャーとして働いていました。私達、福祉の人間は「痛い思いをしないで、しゃべれるうちに死にたい」なんです。でも医療の人間は「一分一秒でも長く心臓を動かせないといけない」。この立ち位置が違うので、納得いかないことがしばしばあったんです。でもお給料をもらっているので従わざるを得ないですよね。しばらく納得いかないまま勤めていましたが、ある日「じゃあ、辞めたんねん!」と思い、この会社を立上げました。「医者を選んだんねん。」と(笑)。
それでも、当時勤めていた病院の院長も時々ここに休憩しにいらっしゃいます。タンカ切って出ては来ましたが、やはり病気のことなどは結局院長に教えていただいたり、アドバイスいただいたり…。私は本当に周りの人達に助けられてここまでやってこれてるんだと思います。
渋谷:それは、社長の人柄ですよ。みんな社長のことを応援してるから助けるんです。嫌いな人は助けないですからね。社長のご人徳です。
渋谷:スタッフの教育については何かされていることはありますか。
社長:知識、技術についてはこれは当たり前だと思っています。それでお金をいただいていますから。普段から毎週一回は主任者会議、隔週一回は全体ミーティングを行っています。そこでは毎回同じことを、基本的なことを繰り返し繰り返し行っています。 それと、訪問へ行った時には「利用者さんを笑わせて帰ってきなさい」と言ってあります。中には「そんなこと出来ないです。」というヘルパーもいますが、「じゃあ、あなたがニコニコしておきなさい。」と。笑いをとってナンボです!
渋谷:社長が一番大切にされていることって何ですか。
社長:やはり周りの人達です。私を支えてくださっているスタッフや病院の先生方、今までお付き合いをしてきている同業者の方達…。困った時にはすぐに助けてくれます。でなければ、こんな私が事業なんてやってこれていないですから。
渋谷:では最後に社長の夢をお聞かせください。
社長:サービス付き高齢者住宅を作りたいです。そこで「終の棲家」、自分がここで死にたいと思うような理想の場所を作って提供したいです。
【 概要 】 | |
有限会社 | クレィン |
代表者 | 川墨 千鶴 |
設立 | 平成15年12月 |
所在地 | 尼崎市立花町2丁目12-7 |
TEL | 06-6429-1244 |
HP | http://hccweb6.bai.ne.jp/kaigo-kurelin/ |
「太陽のような人」そんなイメージの社長です。同じ女性として応援したいといつも思います。前向きなところや、人間味溢れるところが私も大好きです。また、4人のお子さんを育てられてきた先輩ママとして教わることも非常に多い、肝っ玉かあちゃんですね(笑)。見習います。 似ているのかな(笑)、開けっ広げな性格は私も同じなので、なんか家族のような気がするんです。きっと利用者さんも同じように感じているのではないでしょうか。 所長「ワシ、ここでお世話になろうかな。」 社長「はい、ぜひ!!お待ちしてます。」 近い将来でないことを祈るばかりであった…(汗)。 |
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ワイワイ、キャッキャッ 子供たちの声を聞いているだけで楽しくなってきます。 今日は東園田にあるポッポ保育園さんにお邪魔いたしました。 記者も○年前までは子供が近所の保育所でお世話になっていたので、なんだかとても懐かしい気分。 さあ、子供達はどんな生活をしているのか、覗いてみましょう。 お天気の良い7月のある日。 まずは屋上でちょうど子供たちがプールに入っているということでしたので、少し覗かせていただきました。 |
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所長:うわぁ~、気持ち良さそうやなぁ~。
園長:7月からプール開きをしましたので、お天気の良い日は毎日プール遊びで心と体を開放します。屋根は可動式になっているので、陽射しの調節も可能です。
所長:毎日ですか?! 自宅で保育しているお母さん達にしてみると羨ましい話ですね。
さすがに毎日プールに連れていけませんもんね。
園長:そうですね、0・1・2歳児の乳児さんは朝保育所に来て、朝の会、絵本や手遊び、排泄、お茶をして10時頃からお散歩です。この時季はプールですね。その後は 11時過ぎから食事、絵本を読んでお昼寝、3時に起きてからお着替えやおやつを済 ませ、自由遊びをしながら保護者のお迎えを待ちます。幼児の3・4・5歳児さん達は9時から1時間リズム運動をします。ピアノに合わ せて身体を動かすのですが、この「リズム体操」はポッポの特長のひとつです。リ ズム体操をすることで、体で音を感じ、身体も出来あがってくるんです。
バランス感覚のいい子になって欲しいと思います。
屋上のプールの見学後は子供達のお部屋のお隣にある絵本のたくさん並んだお部屋に通していただきました。横のお部屋では、食事を済ませた幼児さんたちが、お昼寝の用意をしていました。「こんにちは!」と私達に元気よくご挨拶してくれました。
所長:給食を少しですがご用意しましたので召し上がってみてください。
園長:え~、本当ですか?それはそれは、ありがとうございます。
ということで、所長と記者で保育園の給食体験させていただきながら園長にお話を伺いしました。
本日のメニューはこれ
本日のお献立 ナスと豚肉のみそ炒め おくらとトマトのにゅうめん 豆腐とキャベツの味噌汁 |
所長:ポッポさんは給食もこちらの施設で作られているんですよね。
園長:はい、給食も食べるだけではなく、「食育」にも取り組んでいます。
所長:最近よく耳にしますね「食育」。具体的にはどんなことをされているんですか?
園長:給食の先生に今日のメニューで使う食材をカゴの中に入れていただきます。このカゴを朝みんなで見るんです。
「トマトだね、これはキュウリだね。」って。
先日も小松菜とホウレン草を子供たちに見せて「どっちがホウレン草かな?」と 聞いたところ、ひとりの男の子が「こっち!」とホウレン草を指さしました。 「どうしてわかったの?」と聞いたところ、「だってホウレン草は根っこが赤いから。」と答えてくれました。
所長:なるほど、今の子供達はキャベツとレタスや白菜の区別がつかないと聞いたことがあります。
園長:そうなんです。リンゴも種がないと思っている子も多いんですよ。テーブルに出てくる時は皮もむいて、種の部分も取られて出てきますからね。
所長:日頃保育をされる上でどのようなことに気をつけていらっしゃいますか?
園長:大切なお子さんをお預かりしていますので、まずは「ケガのないように」1日を過 ごすことです。また、0歳児さんからきちんとした生活のリズムを作る。飲んで、 食べて、ぐっすり眠って機嫌よく遊ぶことです。
ただ、私達は保育のプロですので、単に時間を過ごせば良いのではありません。
「園の保育課程や目標に沿って保育を積み上げていく」ことも常に意識しています。
所長:具体的にはどのようなことでしょうか。
園長:情緒の面から言うと、一番は大人である保育士と一日をどれだけ豊かに過ごすか、 が大切です。その中でどれだけ子供達の「思い」に気持ちを寄せてあげられるかが 重要なんです。また、集団生活ですので、どうしてもトラブルは起きます。よくあ るのはおもちゃの取り合い。言葉が十分でなく上手く自分の気持ちを相手に伝えら れない子供たちは、かならず経験することです。 この時に保育士が「あのおもちゃ、貸して欲しかったのかな?」と気持ちをくみ取ってあげ、 「かして~」とお友達に言えるように丁寧に関わってあげることも非常に重要です。
所長:近頃はコミュニケーションが取れない人が増えていますからね。
園長:「三つ子の魂、百まで」と先人も言っているように、やはり粘り強く子供の気持ちに耳を傾けてあげることは大切ですね。
所長:地域で独自に行っている行事などはありますか?
園長:日頃からたくさんの地域の方々にご協力をいただいております。ありがとうございます。「ぽっぽ祭り」もその中のひとつです。 年に2回、春と秋に冨田公園を使わせていただき、地域の方々のご協力をいただいてバザーを開催しています。
所長:この保育園のアピールポイントは何でしょうか?
園長:ここは公園も近く、少し歩けば川の土 手もあり、自然に恵まれています。この自然を活かして生き物や植物など、色々なものと触れ合うことができます。そんな自然の中を1歳児からお友達と手をつないでお散歩し、からだを作ります。どんなヨチヨチ歩きのお子さんも出来るだけ自分の足で歩くように見守ります。子供はからだ が出来てくると言葉も出てきて自信がついてくるようです。
私自身も田舎で育ったので、生き物が大好きで先日も子供達と川で亀を捕まえよう と頑張ったのですが、逃げられてしまいました(笑)。
記者:亀ならうちに4匹いますよ。いままでに小学校にも3匹ほど里子に出していますので、よろしければ1匹里子に差し上げましょうか?
園長:そうですか!子供たちが喜びます。お願いします。
所長:園長先生が今、大切にされていることは何でしょうか。
園長:「人と人とのつながり」です。今現在通所されている子供達も「お休み の日にもぽっぽに行きたい!」と言ってくれます。
所長:それはとても嬉しい言葉ですね。
園長:はい、とっても嬉しいです。親子2代でぽっぽに通所されている方もいるんです。卒園したらお終いではなく、毎年「新中学生を祝う会」も行っています。大きくなった子供さん達に会えるのと、保護者の方達にも久しぶりに会えるのでとても楽しみにしているんです。
所長:それはステキな企画ですね。では、最後に園長先生の夢をお聞かせください。
園長:ぽっぽをもうひとつ作りたい!待機児童がたくさんいます。その子供達がみんなぽっぽに入れるように、もうひとつポッポを作りたいです。
【 概要 】 | |
社会福祉法人 | 東園田福祉会 ポッポ保育園 |
園長 | 白田 美知子 |
設立 | 1970年 設立 1983年 認可取得 |
定員 | 60名 |
所在地 | 尼崎市東園田町1-228 |
TEL | 06-6492-1185 |
インタビューの数日後、記者は約束の亀をもって、ポッポ保育園を再度訪れました。 私事ですが、ウチは親ライオン(オス)1頭、子ライオン3頭(小学校、中学校に在学) 犬1匹、ネコ2匹、亀4匹という「オカゴロウ王国」です。今回里子にいく亀は小さい方の亀「ハリーとポッター」の「ポッターくん」。残念ながらちょうどその日は「山合宿」に出発した日でしたので園長先生に直接お渡しすることはできませんでしたが、給食の先生に託してきました。 ポッター元気でな~。 いつまでも子供の気持ちを忘れない、子供の目線で考えることができる園長先生は、お話していると目がキラキラ、好奇心旺盛な子供のようでした(笑)。だからこそ、子供の気持ちに寄り添った保育ができるんでしょうね。本当に素敵な先生です。きっと白田園長は「園長先生」が天職!まちがいない! ポッポ保育園2号が出来た際には、生き物仕入れには「オカゴロウ王国」をご用命くださいm(__)m。 |
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どーも、ご無沙汰いたしておりました。 「社長のきもち」再開でございます。 久しぶりのインタビューは、キャラクターを作成販売しておられる、株式会社サンワードさん。 「あれっ?このキャラクター見たことあるな。」がきっと見つかりますよ。 通された応接室で待っていると社長と奥さまが一緒にいらっしゃいました。社長はなんといってもアーティスト。醸し出す雰囲気が違いますね。奥さまはお人柄がにじみ出ているような優しい笑顔の方でした。 海外との取引が多く、中国との取引関係について所長と相談があったご様子で何やらいろんな書類がたくさん。そんな中ででてきた話が…。 |
渋谷:中国といったら、著作権なんか通用せんでしょう。サンワードさんのも勝手に使われたりするで。
社長:いや~、もうとっくに使われてるんですよ。ご覧になりますか?
(ファイルを取り出して見せてくださいました。)
記者:これって「LITTLE BOBDOG(リトルボブドッグ)」ですよね。
社長:違うよ、これは「バブドッグ」。
記者:バブドッグ?!
(大爆笑のうえ、あまりのおかしさにのけ反り返って椅子の背もたれで頭を打ってしまいました)
渋谷:逞しいね、なんでもビジネスにするもんね。
社長:そうなんですよ、日本の感覚でビジネスすると泣き寝入りすることになるので対中国との取引きは上手にお付き合いするように心掛けてます。
渋谷:なるほどね、ではインタビューに入りましょうか。まずは創業から現在まで一番嬉しかったことや、事業をやっていて良かったと思うことは何ですか?
社長:うちのメインキャラクターの「LITTLE BOBDOG」が生まれたこと、そして現在中国でのビジネスパートナーとして頑張って下さっている林社長と出会えたことですね。
ボブは1988年に完成したキャラクターなので現在22歳。
渋谷:ほ~う、じゃあもう成人式も済んでるね(笑)。
社長:そうですね、このボブはとても稼いでくれました(笑)。
渋谷:林社長との出会いはどのようなきっかけだったんですか。
社長:東京ギフトショーで出店していたのですが、その時に非常に気に入ってくださり「ぜひ商品化したい」と。
まず最初は台湾デビューでした。
渋谷:それから中国にもエリアを広げていったんですね。
社長:そうですね、それと韓国にも進出しました。
渋谷:では、次に今までで一番辛かったことを教えてください。
社長:これは…お恥ずかしい話なんですがうちのキャラクターを使った小物雑貨作成をしたくて、メーカーとして会社を立ち上げました。
しかしやはり畑違いですね、失敗してしまいました。在庫管理が非常に難しかったです。
渋谷:他分野への参入は非常に難しいですよね。投下資金もかなり必要になってくるので。
社長:はい、その時は君にはとても苦労をかけました(奥さまに向かって)。
奥さま:本当にあのときは渋谷先生にもとてもご心配をお掛けしました。
渋谷:それでもここまで乗り越えられて来られましたもんね。
逆にチャレンジしてなかったら、今頃「チャレンジしてたら成功してたかも。」と後悔してるかもしれませんしね。
社長:失敗でもなんでも「やってよかったんや。」と思うようにしています。いつも前向きに考えるように心掛けています。
渋谷:これからの子供たちにキャラクターを通じてどのようなメッセージを伝えたいですか。
社長:ネット環境の普及で人間関係や親子関係が希薄になってきているように思います。
キャラクターを通じて人と人、親子・友人間の繋がりの大切さを伝えたいです。
記者:家族関係って言えば、最近出来た「草原家族」見ましたよ。いわゆる「キモかわ」系でしょうか。(言ってよかったのか?)
奥さま:ちょうどキャラクターの人形がありますよ。
奥さまがお人形をだしてくださったので写真を撮らせていただきました。
パンフレットで見た時は少し怖い感じがしたんですが、お人形はとてもかわいかったです。
奥さま:この「草原家族」へのYou Tube動画アクセス数は25,000回を超えたようです。
(http://www.youtube.com/watch?v=-Xf6ZzmKFGc)
渋谷:自社の強み、特徴は何だと思われますか。
社長:オールマイティーに様々なキャラクターのデザインが出来るところ。少人数精鋭部隊で頑張っています。
また、色目やデザイン、ネーミングなどの質の高さも誇れる強みだと思っています。
渋谷:今現在大切にしていることは?
社長:ひとつ目は仕事を通じてスタッフにやり甲斐を与えられるようにする事。
二つ目は若手デザイナーの育成。 三つ目はボブドッグをもっともっと世界に羽ばたけるようにする事です。
最近はフェイスブックやツイッターを利用して、世界各国の情報に耳を傾けるようにし参考にしています。
渋谷:では最後に…社長のこれからの夢は何ですか?
社長:世界中で愛されるキャラクターを何十年、何百年先まで残すこと。そしてその夢を引き継いでいけるような、同じ価値観を持つ後継者を育てることです。
さすがデザイナー、応接室の机がアンティークっぽくてとてもおしゃれな感じでした。 「この机でコーヒー飲んだらおいしいでしょ?」な~んて、社長、おっしゃれ~。 でも時々「大阪のおっちゃん」のような言葉づかいを「あっ、今の訂正ね」なんてお茶目な部分も見せていただきました。 普段はガーデニングを楽しんでいらっしゃるとか。 「自然を愛する心から作品が生まれてくるんですかね?」という記者の問いかけに「そうですね、でもやっぱり私の基本は家族。家族があってこその現在の自分から生み出されたのがこの会社だと思います。」 とても素敵なご夫婦でした。 「草原家族」一度ご覧ください。見ました、見ました。全部。仕事中に(^^ゞ。思わず噴き出してしまいました。皆さんはお昼休みにど~ぞ。 |
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【 概要 】 | |
株式会社 | サンワード |
代表者 | 上田 修 |
設立 | 1988年 |
所在地 | 大阪市淀川区西中島4丁目7-2 第一地産新大阪 |
TEL | 06-6390-1566 |
従業員数 | デザイナー 5名 |
HP | http://www.sunchara.com |
尼崎市阪急園田駅より徒歩2分、商店街のちょうど真ん中あたりに位置するお店 有限会社ファミリア薬品さんにお邪魔いたしました。地元の方なら「あっ、このお店知ってる!」ですよね。 お店の前にはたくさんの日用品、中に入ると薬品等がずらりと並んでいます。一見どこの町にでもある薬品店なんですが、ホントは…こんなこともされているんですよ。社長さんにお話を伺ってきました。 |
渋谷:では、まず自社の紹介をお願いします。
社長:薬品の店舗販売と自社開発商品の卸売・小売、他には健康食品の通信販売を行っています。
渋谷:自社開発商品ってどれくらいありますか。
社長:サプリメントが6種、化粧品が2種あります。そこの薬品棚に並んでいるのがそうですよ。化粧品はこれです。
(赤い箱に入ったリュクスボーというクリームを見せていただきました。)
渋谷:いつも自社開発商品の説明にお忙しそうで、日本中を駆け回っていらっしゃるようですがそんな社長の今までに一番嬉しかったことは何でしょうか。
社長:新店舗(支店)の出店と自社開発商品のヒットです。
店舗に関しては現在までに8店舗(本店を含む)の出店をしてきました。ただ、同じくらい閉店もしてますが(笑)。新しい店が出来た時は本当に嬉しいです。
渋谷:なるほど、「畳と〇〇〇〇は新しい方がいい」って昔から言われてますからね。
反対に今まで一番辛かったことをお聞かせください。
社長:やっぱり店を閉めるときです。従業員さんとのお別れも辛いですが、従業員さんに次の仕事先の紹介ができたことは救いでした。
渋谷:社長のお人柄があってこそ、紹介先があるんですね。立派です。
では、自社の「強み」を教えてください。
社長:店舗販売以外にも、卸、通販と3本柱があるところでしょうか。店舗販売で利益稼ぐには限界があります。当社は同業者へのサプリメント販売に力を入れています。
店舗販売だと競合がいっぱいで顧客はどうしても近隣の方、これに対してサプリメントの卸と通販のマーケットというのは日本全国です。また、同業社数もまだ少ないです。そうすると価格設定はうちの方で出来るので、当然こちらの方が稼ぎが良いわけです。
渋谷:自社商品を作れる企業というのは非常に少ないですから有利なわけですよね。
社長:でも、判断が難しいこともあります。例えば発注。小ロットだと原価が高くなってしまいます。逆に大量に発注してしまうと在庫を抱えることになりますから。
渋谷:そうですね、在庫は会社のお金が倉庫で眠っているようなものですからイコール資金繰りの問題に発展してしまう可能性があります。
では、自社商品で工夫していることってありますか。
社長:商品自体での工夫ではないんですが、商品についての説明で販売員の方々に売り方の指導をさせていただいています。商品は必ずしも「良いから売れる」とは限らないんです。そこで必要となってくるのが商品の知識と販売ノウハウです。販売される方が、その商品が「どうして良いのか」を知っていると自然と売るモチベーションは上がってきます。これが一番大切なことです。いくら販売先の社長やバイヤーに話しても難しく、商品を実際に販売してくれる方々に当社の商品の良さをご理解いただくのです。
例えば休日に映画を見に行ったとしましょう。その映画はとても良い映画で感動したとします。そしたらお友達に話すでしょう。「あの映画すごく良かったよ~。見てみ~。」って。映画会社に頼まれなくてもね(笑)。「あのレストランは美味しいよ一度食べに行ってみたら」って、頼まれなくても(笑)。そんな風に当社の商品を売っていただけるようにしてます。大前提として、商品が「良いもの」でないといけませんが(笑)。でも、その辺りの自信はあります。
渋谷:では、今、社長が大事にされていることは何でしょうか。
社長:「三方の喜び」です。「お客さまに喜んでいただく、販売先に喜んでいただく、自社の喜びへ繋がる」です。商品にはお客様アンケートをお付けしています。その中でグルコサミンの商品をお飲みになられたお客様からのものがあります。
「膝の痛みのせいで以前は青信号で横断歩道が渡れなかったのですが、今では黄色信号でも渡れるようになりました。」と。青信号の間に渡りきれない程の膝の痛みを抱えていらっしゃった方が、今では黄色信号でも走って渡れるようになったというのです。こういったお客さまからの声が日々の励みや喜びになっています。
渋谷:旅行や散歩にさえ行けない人が行けるようになるのなら、人生が変りますよね。
社長:その気持ちにお答えできるように頑張っています。出来るだけ続けて飲んでいただけるように安く販売したい。でも中身は天然素材なのでピンからキリなんです。
例えばマンゴーでもタイの物と宮崎の物とでは原価も違うし味も違ってきます。
安くても効果がなければ全然話になりません。効果があってお客様に喜んでいただける。当たり前のことですがいつも心掛けています。
渋谷:最近のお勧め商品はありますか。
社長:サプリメントで白内障や緑内障の症状改善に効果がある「ハイパワールテイン」があります。私達は生活していくうえであらゆる情報の90%以上を目から収集しています。それなのに現代社会はパソコンなどの光がダメージとなり目の中にシミができ視力を弱めていっています。この「ハイパワールテイン」に含まれているルテインという成分は目の酸化(錆びる)を防ぐ働きがあるのです。治療兼予防ということでアメリカでは早くから注目されている成分なんです。
これからも高齢者の方や健康に悩みを抱えておられる方の助けになるような商品を開発し続けていきたいです。
渋谷:素晴らしい経営理念ですね。最後に社長個人の夢を聞かせてください。
社長:もうそろそろ余生を…(笑)。私を支えてくれた妻を大事に、二人で仲良く暮らしていきたいなぁ。
インタビューの途中で社長の奥様もおいでになり、和やかなムードというよりかなり賑やかなムードでのインタビューとなりました。ご夫婦お二人の会話はまるで漫才のよう。差し詰め社長はボケ担当、奥様はツッコミ担当といったところです。ご夫婦で出張やご旅行にも行かれるので、うちの事務所もよくお土産を頂いてます。いつもありがとうございます<(_ _)>。 私の目が語っていたのでしょうか、社長が「スリムDEダイエット」というサプリメントをくださいました。さあ、効果は…フフッ(^m^)。お会いしたときにご確認くださいまし~。 |
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【 概要 】 | |
有限会社 | ファミリア薬品 |
代表者 | 吉崎 義雄 |
設立 | 昭和55年 創業 平成元年1月 法人改組 |
所在地 | 尼崎市東園田町5丁目36番地の1 |
TEL | 06-6493-5115 |
従業員数 | 社員2名 パート1名 |
6月25日小雨の中、所長とともに尼崎中央卸売市場へ向かいました。 場内はお昼すぎということもあり、車の往来もほとんどなく静まり返っていました。 本日訪問させていただいたのは、尼崎中央市場内で青果の仲卸し業をされている株式会社廣瀬さんです。 時間はちょうど午後1時、終礼のミーティングの最中。そっと横を通り抜け事務所のある2階で社長をお待ちすることにしました。 「お待たせいたしました~。」と元気よく事務所へ入ってこられたのは廣瀬伸一社長。 インタビューを始める前に記者は社長にお会いするのは初めてなので色々とお話していると、なんと高校の先輩であること、そして社長のお子さんとうちの子が同じドッチボールのチームであることが分かり、これも何かのご縁でしょうか…不思議です。 |
渋谷: ではまず、現在までで一番嬉しかったこと、事業をやっていて良かったことは何ですか?
廣瀬社長 (以下社長): 嬉しい瞬間は仕事をしていて偽りのない笑顔を見せてもらえた時かな。作り笑顔じゃなくてね。喜んでもらえたのかなと。それと、周りの人が変化に向かって一歩踏み出せた時も嬉しくって仕方ないです。最近で言ったら制服を作ったんです。この制服にも意味があるんですよ。
渋谷:どんな意味ですか?
社長:この白いシャツのボタンダウンは「襟を正す」、前掛けは「キモを引き締める」という意味を込めました。
渋谷:かっこいいですね。では次に創業から今までで一番辛かったことは何ですか?
社長:事業を承継した当時は大変でした。父と母と3人で商売をしていたのですが、父が亡くなり事業承継、周りから「こんな潰れそうな店やめて、よそに働きに行ったら?」とよく言われました。父は店や自宅を残してくれましたが当然のことながら借金もあったので何としてでも借金を返してやるぞ!という思いでがんばってきました。
渋谷:創業当時と現在とで考え方が変わったことはありますか?
社長:最初の頃は「売上げが5億を超えたら法人にしよう」という目標を持っていました。これをクリアすると次は10億円、次は30億円と。んっ?何か違うぞとそこで気付いたんです。数字を伸ばすことが自分の目指すところなのかどうか。この時を機に事業を量から質へ、言い代えると「拡大」から「拡充」へと変化させていくようになりました。「商売はゲーム、楽しまないと」と考えるようになりましたし、また従業員さん達にも何かやりたいことがあれば提案して欲しいと日頃から声を掛けています。
渋谷:では、自社の強み、特徴は何ですか?
社長:常に変化していく、また周りにも変化を影響させていくパワーです。うちは以前から整理整頓を心掛けてやってきたのですが、最近中央市場全体のモラル改善をしていこうということになりました。車も決められた場所に駐車するだとか、トイレをきれいに使うだとかね。
渋谷:中央市場全体のモラル改善に繋がるとはすごいですね。仕事をするうえで環境整備は非常に大切です。では、次に社長が現在大切にされていることを教えてください。
社長:私の周りにあるすべての物を日々大切にしています。「一事が万事」というように人間に命があるように全ての物にも命が宿っているんです。だからエンピツ1本にしても命が宿っているわけです。粗末にできないでしょう?
渋谷:最後に…社長のこれからの夢は何ですか?
社長:みんなが幸せになれる共存共栄の社会が私の夢です。そのためには人生アクセルも必要だし、ブレーキも必要。色々試行錯誤しながら夢へ向かうその途中で「その先には何があるんだろう?」とワクワク。その「何か」がわからないからドキドキ毎日が楽しくなります。
(株)廣瀬さんのホームページではインタビューについて早速アップしてくださっていました。 「はやっ^_^;、先越された。」その中で「念い(おもい)を言葉にするチャンスをこの取材でいただきました。そして、またこの念いが現実化されていくラッキーをもらいました。」とありました。社長の人生に対する真摯な態度がとても素敵に思えました。事業も同じなんですかね、自身の理念であるとか夢であるとか目標とか、そういったものを言葉にすることによって初めて、「じゃあ、実現するにはどうしたらいいのか?」と脳ミソが考えだす。そんなふうに実行されてきたからこそ今の(株)廣瀬が存在するんだなぁと感慨深い感情がこみ上げてきました。あれからちょくちょくホームページを覗きにいかせていただいてます。お野菜に関する知識もさることながら廣瀬伸一世界を垣間見るような…。共感できることがたくさんあります。なんだか嬉しいですね。 (株)廣瀬さんのこと、もっと色々ご紹介したいのですが紙面の関係もありますのでぜひ下記のURLからホームページをご覧ください! |
【 概要 】
株式会社 廣瀬
代表者 廣瀬 伸一
設立 昭和28年6月 廣瀬商店として創業。平成元年法人へ改組
所在地 尼崎市潮江4丁目4番1号
TEL 06-6420-2222
従業員数 社員 11名 パート 5名
今回は有限会社セントラル動物病院さんにお邪魔いたしました。 実は一度お伺いしてみたかったんです。阪急電車で神戸方面へ向かうといつも見えてくるかわいい建物。入ってみると…意外と静か。 4階のオフィスに通していただき理事長と奥様に初めてお会いいたしました。 理事長と所長は「なべさん」「渋じい」と呼び合う仲。そんな和やかなムードの中、インタビューが始まりました。 |
渋谷:さて、まず創業から現在に至るまでに一番嬉しかったこと、事業をやっててよかったと思うことは何ですか?
理事長:事業を立ち上げた時はゼロからのスタートでしたね。30年くらい前って言ったら犬や猫は「飼育する生き物」。今でこそ「家族の一員」なんですが、そんな時代に犬や猫のための医療体制の確立って言ったら、オヤジに「そんなんでメシが食えるか!」と怒られました(笑)。そんな中でのスタートで、試行錯誤の毎日でした。不安もあったしね。 ようやく現在は動物の医療体制が整い、周りから認知されるようになった。こんな嬉しことはないですよ。
渋谷:常にパイオニア精神ですね。逆に今までに辛かったこと、悔しかったことは何ですか?
理事長:やっぱり情報がなかった中で事業を進めていくことの不安感ですね。何もない状態からの立上げだったので、渡米し情報を仕入れに行きました。アメリカには「目からウロコ」のような技術がたくさんありました。
渋谷:では、創業当時と現在とで考え方が変わったことはありますか?
理事長:「変わった」というより「変えていく」必要があるでしょうね。この動物医療のマーケットは当初500億円から5,000億円という拡大ぶりなんですが、一方医療というカテゴリーのひとつとしてみると、まだまだ小さな業種なのかな。だから「井の中の蛙」ではなく、常に外部に目を向けるようにしています。スタッフ達にもどんどん海外研修に行ってもらっています。
渋谷:自社の強み、特長は何だと思われますか?
理事長:人材ですね。育てるつもりはなかったんですが、育ってくれました(笑)。良き人材は自分の手足として使うのではなく、自身で学んでもらう。これもアメリカの医療体制から学んだことなんです。この仕事は一人では出来ないことが多いので、チームワークが非常に重要なんです。うちのスタッフも本当によく頑張ってくれています。
逆に、強いて「弱み」を挙げるなら老齢かなぁ~(笑)。もうあと10年若かったらなぁ。
渋谷:今現在大切にされていることは?
理事長:大げさに聞こえると嫌なんですが、スタッフ達とその家族の幸せだったり、夢だったり。スタッフが生活に困らないようにしてあげたいし、夢があるなら力を貸してあげたいです。
渋谷:記憶に残っている患者さんやエピソードがあれば教えてください。
理事長:15年ほど前に足を2本折ったプードルの飼い主さんがいらっしゃいました。どこの病院でも「治らない」と言われ、それでも諦めきれずにうちへお越し下さいました。 ちょうどアメリカから新しい技術を持って帰ってきたばかりで、当時まだ日本では症例のなかった「ハーフ・ピンニング(外部固定)」の手術を施し、成功しました。それと15年ほど前にダックスのヘルニアの手術を成功させたことも記憶に残っています。当時では動物のヘルニア手術は珍しかったんですよ。
渋谷:最後に…理事長のこれからの夢は何ですか?
理事長:若手の育成です。そして彼らが希望を持って頑張っていける業界の確立を目指してもうひとふんばりです。
少し体調を崩されているというにも関わらずインタビューにお答えいただきました。ハスキーなお声が渋く、アカデミックな雰囲気の中に気さくなちょいワル(?)の感じも持ち合わせているようなそんな印象を受けました。 グローバルな視点を持って業界全体を見渡すことができる、それだけに留まらずスタッフのこともきちんと考えている。だからこそ、あのスタッフさん達の笑顔があるんだなぁと思う一日でした。 |
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おまけの私の個人的な質問にもお答えいただきました。
「お勧めの本はありますか?」
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」面白いよ~。
イケてるなぁ <(_ _)>恐れ入りました。
【 概要 】
有限会社 セントラル動物病院
代表者 理事長 渡辺 博文
設立 1976年(昭和51年)開院
所在地 尼崎市南武庫之荘2-5-22
TEL 06-6438-3966
従業員数 18名
2010年 |
有限会社 川原模型製作所 様
有限会社 濱嶋大理石 様